近年、たくさんの外国人の方が日本に訪れるようになったため、国際結婚するカップルも増えています。
ただ、国際結婚したカップルの離婚率は日本人同士のカップルより高いと言われています。
そこで、ここでは国際結婚した夫婦の離婚率が高い理由についてまとめてみました。
上でも書いたとおり、国際結婚の離婚率は日本人同士の離婚率より高いのが現状です。
厚生労働省に統計によると国際結婚したカップルの離婚率はなんと70パーセントだそう。
日本人同士の離婚率が30パーセントだと言われていることから、その2倍近い数字になります。
特に日本人男性が外国人女性と結婚した場合はその逆の組合わせと比べ、離婚件数が4倍近いという結果も。
ただ、国際結婚のうち日本人男性と外国人女性との組み合わせが多いため、離婚率で見た場合はその逆の組み合わせとさほど変わりがありません。
国際結婚するくらいだから、夫婦の語学スキルはかなり高いのでは?と思いがちです。
ですが、全ての国際結婚するカップルがそういうわけではなく、語学力の低いと離婚する確率が高くなります。
夫婦生活にもっとも大切なのがコミュニケーションですが、語学力が低いと取りづらくなるため、時間の経過とともに心が離れてしまうのは当然と言えば当然です。
夫婦お互いが相手の母国語を話せるのが一番ですが、実際にはそんなカップルは多くはなく、どちらかが相手の国の言葉を話す…というケースが多いようです。
そうなると、相手の国の言葉を話してあげている方がストレスがたまりやすくなっていくのも分かる気がします。
日本人同士のカップルでもあるかと思いますが、国際結婚のカップルだと食文化があまりに違うため離婚することがあります。
たとえば、イスラム教の国の方だと豚肉を食べることが禁じられています。
豚肉そのものでなくても、固形ブイヨンなどにも豚が使われているので料理に使うことができません。
また、コンビニやスーパーで売られているものはほとんど食べることはできません。
さらに、外国人の方は生ものを食べられない方が多いので、お寿司やお刺身、生卵や納豆などが、食べれないことがあります。
日本人は毎食さまざまなメニューで食事を楽しむのが食習慣ですが、そういった国は非常に珍しいそうです。
外国の方は毎食同じようなメニューのことが多いようです。
食文化の違いは国際結婚の離婚率を上げているかなりの原因と言えそうです。
国際結婚の相手が外国人ですからその両親ももちろん外国人です。
そうなると、義両親とのコミュニケーションも取りづらくなるため、折り合いが悪くなりがちです。
さらに、国際結婚した日本人女性がよく言うことですが、外国人の夫が母親への愛情があまりに強く違和感を覚えるそうです。
そのため、あまりのマザコンについていけなくなってしまい、結果的に離婚に発展してしまうことがあります。
国際結婚の離婚率が高い理由に習慣や文化、宗教の違いがあげられます。
国際結婚だけでなく同じ国同士の人が結婚した場合でも価値観や習慣などの違いで離婚するケースはありますが、全く文化の違う国の人と結婚すると、価値観の違いをさらに感じることになるでしょう。
国際結婚で離婚をしないためにも、相手の価値観を知ろうと努めることは重要です。
そのためにも、結婚する前にしっかりとお互いに話し合いましょう。
これは同じ国同士のカップルでもあることですが、国際結婚の離婚率が高い理由に肉体的暴力が挙げられます。
これこそが国際結婚の離婚率を上げる最大の原因だと言われています。
また、モラハラがひどく離婚する国際結婚カップルも多いです。
やはり、最近では日本だけでなく全世界共通でモラハラが問題となっているからだと考えられます。
しかも、そもそも話す言語が違うので、日本人同士のモラハラよりやっかいかもしれませんね。
男女でデートや食事に行く場合、男性が支払うことが多い国もあれば、ワリカンが多い国などさまざまです。
自分がそうだったからと言って相手の国もそうだとは限りません。
また、結婚すれば将来のためにお金を貯めると思いますが、相手がムダ使いするなど金銭感覚の違いによって離婚することも多いです。
国際結婚するカップルの離婚率はそうでないカップルと比べ圧倒的に高いです。
一生一緒にいられるカップルはほとんどないと言ってもいいくらいです。
日本人同士のカップルと違い、習慣や文化、宗教の違いなどは避けられないので、離婚率が高くなるのも仕方のないことかもしれません。
そうならないためにも、お互いに相手の国の言葉や習慣、食生活、文化や宗教などを理解した上で結婚に踏み切っていただきたいです。