都道府県によって離婚率に差があるという事をご存知でしょうか?
離婚率の違いには県民性や失業率など様々な要因がありますが、最新のデータなどから都道府県別による離婚の原因などについてご紹介していきたいと思います。
参考にした28年度の総務省調査の統計で、結婚は620.531件、離婚は216.798件となっています。 この事から年間に3組に1組は離婚しているという事になります。
離婚率の高い都道府県
1位 沖縄県 | 2.59% |
---|---|
2位 宮崎県 | 2.02% |
3位 大阪府 | 1.99% |
4位 北海道 | 1.97% |
5位 福岡県 | 1.93% |
(総務省28年度調査・人口1000人につき)
総務省統計局の調査によりますと、このようなランキングになりました。
離婚率の高い原因
これらの都道府県が離婚率の高い理由とは何かご紹介していきましょう。
沖縄
離婚率が高いランキングで沖縄県の数値が飛び抜けて多いという結果になりました。
沖縄県はできちゃった結婚が多く婚姻年齢が低い事や失業率の高さなどが離婚の理由と考えられます。
若くで結婚すると些細な事で夫婦喧嘩になる事も多く、失業率に見られるように夫の収入などの問題から離婚に至る事があるように思われます。
土地柄オープンでフランクな人が多く、離婚後も親と子供の関係が悪化する事なく過ごしやすい事など離婚に踏み切った後の環境の過ごしやすさなども離婚率が高い背景と考えられます。
宮崎
ランキングから見るように沖縄県や宮崎県や福岡県など、関西の人は亭主関白な人も多い事などから夫婦喧嘩からDVに発展する可能性もあることが離婚が多くなる要因と考える事ができます。
大阪
大阪は全国でも失業率が高く、結婚と収入という事が密接に関係している事が伺えます。
別の調査で離婚したいと考える時の理由のトップが収入の低さが挙げられ、結婚を継続しようと思うと当然ながら収入が大きく左右するという事になります。
北海道
北海道も常に離婚率の高い県としてよくランキングされますが、元々は開拓民が多い土地柄親戚とのしがらみが低いと考えられる事や、気が強い女性が比較的多い事などが挙げられるようです。
また北海道ではシングルマザーの子育てのしやすさなどから、離婚後も子供を育てやすい環境がある事などが離婚に踏み切る事のできる理由として考えられます。
各都道府県によりこういった様々な要因がある事が考えられます。
参考までに離婚率の低い都道府県をあげると以下の通りになります。
離婚率の低い都道府県
1位 富山県 | 1.30% |
---|---|
2位 新潟県 | 1.31% |
3位 山形県 | 1.37% |
4位 秋田県 | 1.38% |
5位 島根県 | 1.39% |
離婚率の高い都道府県と低い都道府県のデータから見ると、温かい地方では生活がたやすく家族や夫婦が結束し協力しあわずとも生活を営む事ができ生きていけると考えられます。
若くで結婚する人が多い沖縄ではその分精神的な未熟さなどから離婚する夫婦が多い事が考えられます。
離婚率の低い都道府県は豪雪地帯という事などから、生活していく為には家族や夫婦の結束が大切で協力しあわなければ生きていく事に苦労が多い事、一人で生きるより二人の方が生きやすい事などが考えられます。
雪深い地域なので雪の間は外出が少なくなる事も考えられ、浮気の機会も少ない事や夫婦で過ごす時間が多い事からコミュニケーションが十分に取れているという事が離婚率の低い要因として考えられます。
近年の離婚の傾向
近年の離婚についてですが、離婚率から見ると若年層と熟年層での離婚が多くなっています。
若年離婚が多い理由
若年層の10代~20代の離婚率が高い原因は精神的な未熟さや経済的な負担の大きさなどがあり、それに加えて同世代では独身が多いので、交流が難しくなり孤立する事が多くなってしまうなどが挙げられます。
若年層ではいわゆるできちゃった結婚が多く、夫婦とも若年である為に収入は低く教育費や生活費などの負担が大きくなる事に加え、20代の友人達が遊ぶ姿を見ながら子供が居て自由に遊べない自分へのストレスが溜まるといった事があります。
夫婦とも若い場合人生経験や社会経験も浅いため、歩み寄り問題解決するという事がなかなかお互いに出来ないなどの理由が挙げられます。
熟年離婚が多い理由
子供達が大きくなった年代での離婚が増えている原因として、子供達の自立により老後の蓄えが十分ある事や、介護保険などの社会的精度の充実などがあり、老後一人で生きて行きやすい世の中になったという事が挙げられます。
定年退職後、それまでは日中会社にいた人とそのまま24時間過ごす事に苦痛を感じる妻は多いようです。
年齢の高い夫の場合夫婦という事に対する価値観は古いままなので、新しき価値観を受け入れやすい女性が夫に見切りを付けて熟年離婚に踏み切るという事が多いと考えられます。
都道府県別の離婚率を比べてみて分かった事
ここまでご紹介してきた内容から、離婚にいたる原因として・若年層での結婚が多い地域・亭主関白な人の多い地域・失業率の高い地域などに離婚が多い傾向にあるようです。
この事から離婚しないためにはどうしたらいいのかという事なども見えてきます。
離婚などを考えている人は、今回の記事などを参考にして再度考えてみて下さい。